結婚式の準備
結婚式当日の準備

両親の服装について

この日母親は何かと動くことが多いので、
着付けはなるべく専門家に頼んで、きっちり
と整えておきましょう。じょうずに着付けた
つもりでも、動きまわるうちに、衿元や帯の
あたりにくずれが目立って、見苦しいもので
す。ことにはじめての方々にごあいさつする
ことも多いですから、整容は大事なエチケッ
トといえます。
そして控室にいる問なども、花嫁の顔、髪
などに絶えず気をつけ、パフなど持って直し
てやりましょう。
礼装としては、五つ紋の黒の裾模様、あま
り軽めでない一越ちりめんで、白羽二重のつ
ぴよく
け比翼が着付けのらくなために喜ばれていま
両親のために
母親は花嫁のそばについてあげましょう。(横山光子夫人と礼子さん)
す。半衿は白、帯は袋帯が圧
倒的に多く、帯〆めは白の丸
ぐけ。
洋装の場合はウールかシル
クの黒っぽいドレッシーなワ
ンピースかツーピース、品の
よいブ。τチやネックレスの
アクセサリーを。手袋は白。
父親は、普通はモーニング
ですが、お茶の会のような場
合は、背広が多いようです。
(「新郎新婦のために」の項を
参照)
仲人その他のお礼は早く
仲人さんには、できるだく早くお礼に伺い
ましょう。式の翌日、両家の母親たちが打ち
合わせて、ごあいさつに伺ったということも
聞きます。
このご縁をまとめてくださったお骨折りに
は、物質的ばかりでなく、精神的にも負担を
かけていますし、たとえ頼まれ仲人であろう
とも忙しい時間をくり合わせ、仲人夫人はそ
のために着物をそろえたり(美容院に行った
り、自動車を使ったり、目に見えない失費の
あるものです。早くお礼に伺ったということ
だけでもお仲人さんにとっては、喜んでもら
えたと、うれしい思いでしょう。、
東京の中産階級としては、一~二万円、地
方の都市など三〇〇〇~五〇〇〇円見当が普
通のようで、銀行のギフトチェック、現金に
「御礼」の文字と両家の名前を書いて持参いた
します。特にお世話になった場合など、夫入
にハンドバッグやはきものをさしあげる方も
あります。(「結婚の準備」の項参照)
お金では失礼と思う場合は、その金額に相55
2
当する品物一ー大島つむぎを一匹あげて喜ば
れたという例、大きな置き物を贈られて処置
に困ったという例もありますからs先方の趣
味をじゅうぶん考えてなさること。
下仲人といって特にまとめ役にお骨折りい
ただいた方には、一夕お招きしてお礼の気持
を表わしましょう。
お祝品は、当人どうしのものは当人にまか
せるとして、親の関係でいただいた場合など
は、ご披露でお招きした場合でも、やはり何
か記念品を贈って感謝の気持を表わしたい、
と横山夫人は言っておられます。
その他の気づいた点:両親にハ特に注意した
いことは、お頼みした仲人に、本人を一度も
伺わせず、式場で引き合わせてよろしくなど
ということは、たいへん失礼なことです。い
くら二人の履歴を書いたものをさしあげてあ
るとはいえ、当日になってよろしくでは、仲
人さんとして、とまどってしまいます。
遠くの任地へ行く娘のために、一〇〇円前
後の小物、化粧ケースとかハンカチなど用意
して持たせ、不慣れな土地でお世話になった
方々にあげて喜ばれた話、幼い弟妹やお手伝
いの人たちにもちょっとしたおみやげを持た
せたなどということも、母親としての心づか
ゆあさきよこよこやまてるこ
いてありましょう。(湯浅清子、横山光子)
お祝いのお返しと
引出物について
お返し①のように「内祝」と表書きし、ふつう姓
を書きます。水引は結びきり。記念に残るものと
して②菓子器(安物はかえって失礼、八○○円以
上)、③銀メッキのスプーンやグラス鉢(五〇〇円
より)、二〇〇~三〇〇円の物なら、もめんのふ
ろしきのほうがむしろよい。
ウェディングケーキは、職場の人たちにあげる

で分けて食べられて喜ばれます。
引出物表書きは「寿」。二人の連名が多い。なる
べく持ち帰りに便利なものを。
④は、金と銀のヤンボに入った打ち菓子と吹寄
せ(三五〇円、鶴屋八幡製)。⑤は、一閑張りふう
のかごに入ったあられやおせんべい(四〇〇円ふ
松崎煎餅製)。また趣味のものとして、⑥のきゅ
うすや、夫婦茶わんや、左端のような小物も気が
きいています。楊枝入れや、醤油さし、何にでも
利用できます。(三〇〇円より)